令和元年12月13日
水産庁


日本発の水産エコラベルである「MEL(マリン・エコラベル・ジャパン)」が、国際的に水産エコラベルの承認を行う「GSSI(グローバル・サステナブル・シーフード・イニシアチブ)」からアジアのスキームとして初めて承認を受けました。

1.概要

近年、世界では、水産資源管理への国際的な関心の高まりにより、資源の持続的利用や環境配慮への取組を証明する水産エコラベル※1が重要となってきています。
我が国においては、主にMEL、MSC、ASC※2の水産エコラベル認証の取組が進んでおり、政府としても水産エコラベルの普及を推進しているところです。
このたび、小規模で多様な漁業が多種多様な魚種を利用している我が国水産業の実態等に対応した、日本発の水産エコラベルであるMELが、国際的な基準に沿った水産エコラベルとしての承認を行うGSSI※3からの承認を受けました。
GSSIから承認された水産エコラベルは、世界で9例目、アジアでは初となります。
GSSIから承認された水産エコラベルは、事実上の国際規格として世界の大手小売業者等の調達基準として採用されており、我が国水産物の国際的な評価の向上や一層の輸出促進に寄与することが期待されます。

※1:水産エコラベルとは、資源の持続的利用や環境に配慮した方法で漁獲・生産された水産物に対して、消費者が選択的に購入できるよう商品にラベルを貼付するスキーム。
※2:MELは持続可能な漁業・養殖業によって生産されている水産物を認証するスキーム。
    MSCはイギリス発の漁業に関する、ASCはオランダ発の養殖に関する水産物認証スキーム。
※3:GSSIとは、持続可能な水産物の普及を目的に2013年2月に設立された、水産関連企業、NGO、専門家、政府及び政府間組織による国際的な連合組織。

2.MELについて

名称:マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)
スキームオーナー※4:マリン・エコラベル・ジャパン協議会(MEL協議会)

※4:スキームオーナーとは、認証基準を含め認証スキームの管理運営を行う組織。

MEL協議会公式ホームページは以下のURLを御覧下さい。
https://www.melj.jp/(外部リンク)

3.参考

水産エコラベルの概要については以下の水産庁ホームページを御覧下さい。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/budget/suishin.html

お問合せ先

漁政部企画課

担当者:青木、浜辺、中村
代表:03-3502-8111(内線6573)
ダイヤルイン:03-3592-0731
FAX番号:03-3501-5097