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2022年9月27日

経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、9月26日(月曜日)、第4回カーボンリサイクル産学官国際会議を開催しました。
CO2を資源として活用するカーボンリサイクルについて、各国の産学官による講演・パネルディスカッションを通じ、国際的な取組の活性化、スタートアップ企業の隆盛など、カーボンリサイクル分野における進展を発信し、更なる発展のために取り組むべき課題について確認しました。
また、本年は広島県・大崎上島のカーボンリサイクル実証研究拠点が開所した年でもあり、世界に向け、日本のカーボンリサイクル拠点を紹介し、世界の研究拠点との今後の取組についての連携を確認しました。

1.概要

日時

令和4年9月26日(月曜日)13時00分から16時45分

場所

WEB形式

参加人数

約1,200名

参加国等

23か国・地域

2.主な出席者

  • インドネシア共和国 エネルギー・鉱物資源大臣 アリフィン・タスリフ
  • アメリカ合衆国 化石エネルギー・炭素管理局 次官補 ブラッド・クラブツリー
  • 国際エネルギー機関(IEA)エネルギー技術政策課長 ティムール・ギュル
  • 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA) 事務総長 西村 英俊
  • サウジアラビア王国 エネルギー省 ヘッド・オブ・サーキュラー・カーボン・エコノミーザイード・モハメド・アル・ガリーブ
  • カナダ連邦 天然資源省 次官補 フランク・デ・ロジェ
  • 広島県知事 湯﨑 英彦
  • 一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF) 会長 福田 信夫

3.成果

各国の産学官による講演・パネルディスカッションを通じ、カーボンニュートラル実現に向け、カーボンリサイクルが重要な役割を果たすことや、カーボンリサイクルの製品化が世界で加速していることを確認しました。また、カーボンリサイクルの更なる社会的な普及のためには、継続的な技術開発への投資、スケールアップ、インセンティブの付与、人材育成やカーボンリサイクルへの理解促進等、多くの課題があり、これらの課題に対し、各国の産学官それぞれがつながりを広め、かつ深めることで、対応していくことが重要であると確認しました。

また、本年は広島県・大崎上島のカーボンリサイクル実証研究拠点が開所の年であり、同拠点の魅力と可能性を発信しました。関係者からはこの取組が歓迎され、各国の研究拠点間での国際協力・連携の重要性が確認されました。

カーボンリサイクルの社会実装に向けた日本の直近1年間の取組として、「カーボンリサイクル実証研究拠点の開所」や「グリーンイノベーション基金の公募・採択が進展」などの進捗を「プログレスレポート」として取りまとめ、発信しました。国際連携を強化し、カーボンリサイクルの普及に向けた取組を加速していきます。

Part 1閣僚講演の様子

Part 2専門家パネルディスカッションの様子

関連資料

関連リンク

担当

資源エネルギー庁 カーボンリサイクル室長 羽田
担当者:大下、武、金田 

電話:03-3501-1511(内線 4681)
03-3501-1727(直通)
03-3580-8564(FAX)

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