令和3年4月21日

 4月21日、ソロモン諸島の首都ホニアラにおいて、我が方、森本康敬駐ソロモン諸島日本国特命全権大使と先方ジャーマイア・マネレ・ソロモン諸島外務貿易大臣(Hon. Jeremiah MANELE, Minister of Foreign Affairs and External Trade, Solomon Islands)との間で、2018年5月16日に署名・交換済みの無償資金協力「ホニアラ国際空港整備計画」(43億6,400万円)について、新型コロナウイルス感染拡大に伴う工期延長等の事情から、贈与の限度額を47億2,900万円に変更することに関する書簡の交換が行われました。

  1. この協力は、ソロモンの首都にあるホニアラ国際空港の施設及び機材整備(駐機エプロン拡張及び関連誘導路・航空灯火の整備、国際線出発旅客ビル建設、国際線到着旅客ビル兼国内線旅客ビルの改修、洪水対策堤防の建設等)を行うことによって、同空港の安全性の向上を図り、同国の自立的かつ持続可能な発展に寄与するものです。
  2. この協力は、2018年5月18日及び19日に福島県いわき市において開催された第8回太平洋・島サミットにおいて、我が国政府が表明した支援の柱である「強靱かつ持続可能な発展の基盤強化」に資する協力として実施するものです。

 ソロモン諸島は、面積2万8,900平方キロメートル(岩手県の約2倍)、人口約65万人(2018年、世界銀行)、一人当たりの国民総所得(GNI)は2,020米ドル(2018年、世界銀行)。

  • (1)第8回太平洋・島サミット(PALM8)は、2018年5月18日及び19日に福島県いわき市において開催。16の太平洋島嶼国・地域、オーストラリア及びニュージーランドの首脳級等が出席。ソロモンからはホウエニプウェラ首相(当時)が参加した。
  • (2)我が国は、PALM8において、ア 自由で開かれた持続可能な海洋、イ 強靱かつ持続可能な発展の基盤強化、ウ 人的交流・往来の活性化の3つを柱として、今後3年間でこれまでの実績も踏まえた、従来同様のしっかりとした開発協力の実施及び成長と繁栄の基盤である人材の育成・交流の一層の強化を表明した。