令和2年12月21日

(写真1)貿易経済に関する日露政府間委員会共同議長間会合で発言する茂木外務大臣

(写真2)貿易経済に関する日露政府間委員会共同議長間会合の様子

 12月21日、午後3時から約50分間、茂木敏充外務大臣は、レシェトニコフ、マクシム・ゲンナジエヴィチ・ロシア連邦経済発展大臣(<span lang=”en”>H.E. Mr. Reshetnikov, Maksim Gennadyevich, Minister of Economic Development of the Russian Federation</span>)と貿易経済に関する日露政府間委員会共同議長間会合をテレビ会議形式で行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、日露両首脳が経済含め幅広い分野で日露関係全体を発展させていくことで一致しており、その方向性の下で、経済分野の協力が平和条約交渉を含む日露関係全体の進展に資することを目指すとの認識を共有しつつ、協力を発展させていきたい旨述べました。レシェトニコフ大臣から、今年はコロナ禍の下でもオンラインで様々な協議を行うことができた、来年更に様々な協力を進めていきたい述べ、両大臣は、経済関係や交流に係る日露協力の現状や今後の協力の方向性について議論を行いました。
  2. 両大臣は、新型コロナの影響により両国間の経済分野における協力に種々の制約がある中で日露の企業によるウイルスの迅速検査キットの共同開発といった協力が実現したことを指摘し、引き続き8項目の「協力プラン」の下で両国の貿易・経済分野の協力を進展させていくことで一致しました。
  3. 本年1月に始まった日露地域交流年について、両大臣は、コロナ禍の中でもオンラインの活用により様々な交流事業が行われていることを評価しました。
  4. 両大臣は、新型コロナの状況を考慮しつつ、双方の都合の良い時期にレシェトニコフ大臣の訪日を得て政府間委員会を行い、またその際に昨年の政府間委員会で北海道で開催することで合意した地域交流年開会式をあわせて行うことで一致しました。