令和2年9月18日

 9月18日(現地時間17日)、ガーナ共和国の首都アクラにおいて、我が方、姫野勉駐シエラレオネ共和国日本国特命全権大使(ガーナにて兼轄)と先方ルキア・ヤコブ国連世界食糧計画(WFP)ガーナ事務所代表兼カントリー・ダイレクター(Ms. Rukia Yacoub, Representative and Country Director of the World Food Programme, Ghana)との間で、供与額2.5億円の無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の交換が行われました。

1 シエラレオネは、2014年から2015年にかけて流行したエボラ出血熱の影響による近隣諸国との貿易の停滞等から、食料不足及び食料価格の高騰が発生し、未だに慢性的な食料不足の状況にあります。人間開発指数は189か国中181位(2018年、国連開発計画(UNDP))であり、飢餓指数(2019年、UNDP)でも5段階中3番目に深刻な「Serious」に位置する等、深刻な食料事情が続いています。

2 この協力は、食料不足に直面している同国に対し、食料事情及び栄養状態の改善等を目的として、我が国政府米、豆類、植物油等による食糧援助を実施するものです。

3 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築」への貢献を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。

[参考]シエラレオネ共和国基礎データ
 シエラレオネ共和国の面積は約71,740平方キロメートル(日本の約5分の1)、人口781万人(2019年、世界銀行)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は500米ドル(2019年、世界銀行)。