令和2年4月23日

1 4月22日午後5時00分頃から約2時間,鈴木馨祐外務副大臣は,テレビ会議形式にて開催された「第2回国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に関する閣僚級戦略対話」に日本政府代表として出席しました。

2 今回の非公式会合はスウェーデン及びヨルダンが共催し,主要ドナー国の閣僚やフィリップ・ラザリーニUNRWA事務局長が出席し,新型コロナウイルスに対する同機関の対応やUNRWA財政の中長期的な戦略についての意見交換が行われました。

3 今回の会合において,鈴木外務副大臣から,ラザリーニ事務局長に対し就任の祝意を表するとともに,新型コロナウイルス感染拡大に対して国際的な連携が必要であり,同機関が地域の安定に重要な役割を果たしていること,財政危機への対応として緊急的な支援のみならず,より恒久的な組織の財政構造に資するような支援との組み合わせが必要であること等について述べました。

4 また,会合においては,中東和平の現状や新型コロナウイルス感染拡大に対して国際社会が連携して取り組む必要性についても議論が行われました。

[参考]UNRWAに関する閣僚級戦略対話
 UNRWAの財政安定化に関する中長期的戦略等について議論することを主要目的として開催された,非公式の少人数会合。