令和2年4月23日

 4月23日午後1時30分頃から約30分間,先方からの要請に応じ,茂木敏充外務大臣は,マリズ・ペイン・オーストラリア連邦外務大臣(Senator the Hon. Marise Payne, Minister for Foreign Affairs of the Commonwealth of Australia)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,茂木大臣から,「新型コロナウイルス情勢を受け,太平洋島嶼国から帰国を希望する邦人の豪州における乗継ぎ対応等の支援を頂いたことに感謝申し上げる」と述べました。
 これに対しペイン大臣から,豪州人の帰国に際する日本でのトランジット及びダイヤモンドプリンセス号での日本の寛大な支援につき,深く感謝する旨述べました。

2 両大臣は, 世界的に新型コロナウイルス感染症が拡大する中,各国ごとの対応はもちろん,感染拡大防止対策を国際的に連携して行うことが極めて重要との認識で一致しました。

3 また,新型コロナウイルス感染症による困難な状況に加え,先のサイクロン・ハロルドで一部の太平洋島嶼国は大きな被害を受けており,この地域への支援は大きな課題で重要との認識の下,緊密に意思疎通しつつ対応していくことを確認しました。

4 両大臣は,新型コロナウイルスというこれまで経験がない課題を克服するため,今後とも両国で緊密に連携することを確認するとともに,両国の「特別な戦略的パートナーシップ(PDF)別ウィンドウで開く」を一層の高みに引き上げたいとの意向を共有しました。