1.  2月25日(現地時間),スイスのジュネーブを訪問中の辻清人外務大臣政務官は,ロベルト・アゼベド世界貿易機関(WTO)事務局長(Mr. Roberto Azevêdo, Director-General, WTO)と会談を行うとともに,国際貿易センター(ITC)において,日本政府の拠出に関する文書の交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。

    1 アゼベドWTO事務局長との会談

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     辻政務官から,日本はG20議長国としての役割を含め,WTO改革の進展に貢献する考えであり,WTO事務局とも協力していきたい旨述べました。
     これに対し,アゼベド事務局長から,日本のリーダーシップ及び支援に謝意を表するとともに,WTOとして日本と一層協力して取り組んでいきたい旨表明しました。

    2 ITCとの文書交換式

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     辻政務官は,アランチャ・ゴンサレスITC事務局長(Ms. Arancha González, Executive Director, ITC)との間で,中東及びアフリカ地域における以下のプロジェクト4件に対する日本政府の拠出に関する文書の交換を行いました。
     本拠出は,平成30年度補正予算により,中東及びアフリカにおける社会安定化支援として行うものです。

    (1)レバノンの工芸品セクターにおける持続可能な雇用創出及び収入の安定のための支援

    (2)ガザ地区における難民,若年層の所得機会創出を通じた社会安定化事業

    (3)スーダンのWTO加盟及び関連する貿易政策の改革を通じた社会安定化支援

    (4)ソマリア難民,帰還民及びホストコミュニティの所得機会創出を通じた社会安定化事業