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2024年4月22日

経済産業省は、「標準化とアカデミアとの連携に関する検討会」を令和5年10月に立ち上げ、アカデミアの標準化活動への参画を促し、産学官が連携した標準化推進体制を構築していくための議論を実施してきました。この度、本検討会の中間取りまとめを公表します。今後は、アカデミアとの連携について、取りまとめを基に、パイロットプログラム等を実行していきます。

概要

令和5年6月、日本産業標準調査会基本政策部会において日本型標準加速化モデルが取りまとめられました。その中で、我が国における標準化人材の育成・確保に対する懸念が示されました(詳細はこちらをご参照ください)。特に、ISOやIECにおけるTC/SCの議長等の要職を数多く務める存在であるアカデミア人材は、標準化活動において欠かせない人材です(図1)。今後も次世代層の確保が重要となってくるため、標準化活動が評価される仕組みづくりや、アカデミアと産業界の標準化に関する接点を増やすことなどが必要と示されました。

そのため、アカデミア人材による標準化活動の評価・促進、産学連携による標準化体制の構築等に向けた諸課題を検討する場として「標準化とアカデミアとの連携に関する検討会」を、令和5年10月に立ち上げました。検討会では、(1)標準化活動に関する学会との連携方策、(2)大学における標準化教育プログラムの在り方、(3)標準化人材活用のための人材データベース(標準化人材情報Directory)に係る掲載項目の検討、さらには(4)産学で取り組むオープン&クローズ戦略について検討を行い、今般、これまでの議論の中間取りまとめを公表します。

今後、当該取りまとめを基に、パイロットプログラム等を実施し、6月に向けて標準化人材情報Directoryの公開準備を進めつつ、アカデミア人材による標準化活動の評価・促進、産学連携による標準化体制の構築に向けた更なる検討を行います。

 

画像1

図1:日本代表者(JISC)におけるISO/IECのTC/SC議長の属性割合(令和4年度時点)

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担当

産業技術環境局 国際電気標準課長 武重
担当者:安本、佐々木 
電話:03-3501-1511(内線 3413~3415)

メール:bzl-standards-academia★meti.go.jp

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