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2024年4月24日

特許庁は、IPランドスケープを実践する上でご活用いただけるガイドブックを公開しました。
近年注目を浴びているIPランドスケープを、いかに活用し経営戦略に生かしていくか等、IPランドスケープに興味のある企業の方に是非読んでいただきたい内容となっております。

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1.本ガイドブックの要旨

経営・事業戦略の立案に際し、経営・事業情報に知財情報を取り込んだ分析を実施し、その分析結果を経営者・事業責任者と共有する手法である、「IPランドスケープ」が2017年頃に注目を集めて以来、様々な情報が発信され、企業間の情報交換も行われています。
しかし、IPランドスケープを実施する際には企業の機密情報を多く扱うことになることから、経営・事業・知財情報の具体的な分析観点や分析手法は明らかにされないことが多く、広く浸透しているとは言い難い状況にあります。
そこで、本ガイドブックでは、どのような活用目的でIPランドスケープを実施し得るかを整理した上で、その活用目的ごとに分析手法を丁寧に紹介し、複数の分析手法を用いてIPランドスケープを実施する具体例として仮想実施事例を掲載しています。
本ガイドブックが、IPランドスケープを実施する際の参考になりますと幸いです。

2.本ガイドブックの構成

  1. どのような活用目的でIPランドスケープを実施し得るか、その目的を達成するために活用できる分析手法を整理し、目的に応じてどのような分析手法を採ることができるかをまとめています。

  2. 15の主な分析手法について、実際に実践いただけるよう、具体的な手順とアウトプットイメージを示しつつ詳細に記載しています。

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  3. 過去に海外企業において行われた革新的な事業変革を題材に、当時IPランドスケープを実施していたらどのようなものであった可能性があるかを仮想実施事例として紹介しています。 

3.本ガイドブックの想定読者

知財部門を中心に、経営企画部門、事業部門、研究開発部門等、経営戦略・事業戦略の立案に関わる全ての皆様を想定読者としています。

4.ダウンロード・冊子の配布

特許庁ウェブサイト「経営戦略に資するIPランドスケープ実践ガイドブック 」外部リンクからダウンロードできます。

また、6月下旬以降には、全国47都道府県に設置されている「知財総合支援窓口」や経済産業局の知的財産室等において、冊子版を無料配布する予定です。

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担当

特許庁 総務部 企画調査課長 津幡
担当者:浦口、平野、山﨑、萩平
電話:03-3581-1101(内線 2152)
メール:PA02E0★jpo.go.jp
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