外務省・新着情報

令和6年3月28日
ニキル・セスUNITAR総代表と握手をする柘植外務副大臣
柘植外務副大臣とニキル・セスUNITAR総代表との会談の様子
 3月28日、午前10時から約20分間、柘植芳文外務副大臣は、ニキル・セス国連訓練調査研究所(UNITAR)総代表(Mr. Nikhil Seth, Executive Director, United Nations Institute for Training and Research)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
  1. 柘植副大臣から、セス総代表の訪日を歓迎する旨述べた上で、UNITARの開発途上国の能力強化に対する長年にわたる貢献を高く評価する旨述べつつ、能登半島地震の被害に対するUNITARからのお見舞いのメッセージへの謝意を述べました。
  2. また、柘植副大臣は、SDGsの2030年までの達成に向けた進捗に大幅な遅れが生じ、「人への投資」の重要性が一層高まる中で、長年にわたり人材育成に取り組んできたUNITARの功績に改めて敬意を表する旨述べるとともに、昨年改定した開発協力大綱では日本の開発協力の強みである「人づくり」をいかした協力を行っていく旨強調されていることに触れつつ、人間の安全保障に即した開発政策を実現する上でもUNITARとの連携を強化していきたい旨述べました。
  3. これに対し、セス総代表から、UNITARの活動に対する日本政府の継続的な支援に対する謝意が表明されるとともに、UNITARの活動においても、日本政府が推進している人間の安全保障の概念や、ユース、女性、防災などの分野における支援の取組を重視している旨紹介した上で、広島に事務所を構える唯一の国連機関として、日本とのパートナーシップを一層発展させていく旨述べました。 [参考]国連訓練調査研究所(UNITAR)     1963年に設立。国連の活動の効率性を高めるとともに、経済社会開発を図ることを目的とし、開発途上国の行政官の研修や国連の機能・目的に関連する調査を行うことを任務とする。本部はスイス・ジュネーブに所在。2003年に中国・四国地方に所在する唯一の国際機関駐日事務所として広島事務所が設置された。
(参考)国連訓練調査研究所(UNITAR)

 1963年に設立。国連の活動の効率性を高めるとともに、経済社会開発を図ることを目的とし、開発途上国の行政官の研修や国連の機能・目的に関連する調査を行うことを任務とする。本部はスイス・ジュネーブに所在。2003年に中国・四国地方に所在する唯一の国際機関駐日事務所として広島事務所が設置された。

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