外務省・新着情報

令和5年9月21日
正面を向き、握手を交わす、両外相の様子
着席し、会談を行う、両外相の様子

 現地時間9月21日午後6時30分(日本時間22日午前7時30分)から約25分間、国連総会に出席するため米国・ニューヨークを訪問中の上川陽子外務大臣は、ジョアン・ゴメス・クラヴィーニョ・ポルトガル共和国外相(H.E. Dr. João GOMES CRAVINHO, Minister of Foreign Affairs of the Portuguese Republic)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、ゴメス・クラヴィーニョ外相から、上川大臣の就任について祝意が表明され、上川大臣から、謝意を表するとともに、本年の日・ポルトガル交流480周年の機会を捉え、両国の関係の一層の発展に向け、ゴメス・クラヴィーニョ外相と緊密に連携していきたい旨述べました。
  2. 上川大臣から、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けたポルトガルとの協力を進展させたい旨述べ、ゴメス・クラヴィーニョ外相から、ポルトガルは欧州のGXやDXの中心となるべく取り組んでいるとの説明があり、両外相は、水素分野等における具体的な協力の進展に触れつつ、両国間の経済関係の発展を共に歓迎しました。また、ゴメス・クラヴィーニョ外相からは、ポルトガルとして大阪・関西万博に積極的に参加するべくしっかり取り組んでいきたいとの話がありました。
  3. 上川大臣から、福島第一原発からのALPS処理水の海洋放出について説明し、ゴメス・クラヴィーニョ外相は日本の透明性促進に向けた取組及び日本とIAEAの緊密な協力を歓迎する旨述べました。
  4. 両外相は、ロシアによるウクライナ侵略への対応、東アジア情勢等について意見交換を行い、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応などにおいて、引き続き連携していくことで一致しました。

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