外務省・新着情報

令和5年8月15日

 8月12日(現地時間)、インド・コルカタにおいて、G20として2回目となるG20腐敗対策閣僚会合が開催されました。インドのジテンドラ・シン人事・公的苦情・年金閣外大臣(Dr. Jitendra Singh、Minister of State of Ministry of Personnel, Public Grievances and Pensions)が議長を務め、我が国からは、今福孝男外務省総合外交政策局参事官兼国連担当大使が出席しました。

  1. 今次会合では、これまでのG20における腐敗対策の取組を基礎とし、国際的な腐敗対策に係る枠組みを強化するための措置等について議論が行われ、腐敗に対する国際的な協力に向けた努力を持続させるためには、G20以外の国々、国際機関、その他のステークホルダーとの関与や協力が重要であることを確認しました。
  2. 日本は、国連腐敗防止条約(UNCAC)、国際組織犯罪防止条約(UNTOC)及びOECD外国公務員贈賄防止条約並びに金融活動作業部会(FATF)等の既存の腐敗対策に係る条約や基準の着実な履行を推進するとともに、引き続き国際社会と連携して、腐敗対策に取り組んでいきます。
[参考1]G20腐敗対策閣僚会合の参加国・機関

  • (1) G20
    日本、アルゼンチン、豪州、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インドネシア、イタリア、メキシコ、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、英国、米国、EU
  • (2) 招待国
    バングラデシュ、スイス、モーリシャス、オランダ、ナイジェリア、オマーン、シンガポール、スペイン、アラブ首長国連邦
  • (3) 国際機関
    国連薬物・犯罪事務所(UNODC)、国際刑事警察機構(INTERPOL)、経済協力開発機構(OECD)、金融活動作業部会(FATF)、エグモント・グループ)、IMF(国際通貨基金(IMF)、国際反腐敗アカデミー(IACA)

[参考2]「成果文書及び議長総括」(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文(仮訳)(PDF)別ウィンドウで開く


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