外務省・新着情報

令和5年5月25日
握手を交わす岸田総理(写真提供:内閣広報室)
日・ラオス首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 5月25日、午後6時20分から約25分間、岸田文雄内閣総理大臣は、訪日中のトンルン・シースリット・ラオス人民民主共和国国家主席(H.E. Dr. Thongloun SISOULITH, President of the Lao People’s Democratic Republic)と会談を実施したところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭

  1. 岸田総理大臣は、トンルン国家主席の4年ぶりの訪日を歓迎する、7年ぶりに友人と再会できうれしい、2025年の日・ラオス外交関係樹立70周年を二国間関係の更なる発展の機会にするため、緊密に連携していきたい旨述べました。  
  2. これに対し、トンルン国家主席から、かつて共に外務大臣を務めた岸田総理との再会をうれしく思う旨述べ、日本側の歓迎に対する謝意が示されました。

2 二国間関係

  1. 岸田総理大臣から、戦略的パートナーとして、国の発展の基礎となる人材育成や財政安定化等の協力を通じ、ラオスの経済社会開発を引き続き支援していく旨述べました。また、岸田総理大臣から、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)構想下での連携強化及びデジタル技術の活用といった新しい課題においても連携していきたい旨述べました。
  2. これに対し、トンルン国家主席から、ラオス政府が重視する各種分野への日本の支援の継続に対する謝意を表しつつ、新しい課題も含め、ラオスにとって重要なパートナーである日本と、引き続き連携を強化していきたい旨述べました。
  3. 岸田総理大臣から、来年ASEAN議長を務めるラオスに対し、様々な形で最大限支援を継続する旨述べ、両首脳は、来年のラオスのASEAN議長国就任及び2025年の日・ラオス外交関係樹立70周年を念頭に、両国の戦略的パートナーシップ関係を更に発展させていくことで一致しました。

3 地域・国際情勢

  1. 岸田総理大臣から、G7広島サミットの結果について、世界中のどこであれ、力による一方的な現状変更は認められないことや、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くことについて、招待国も含めて一致した旨述べました。
     トンルン国家主席は、G7広島サミットの成功に祝意を示し、国際社会の問題は、建設的な対話を通じて解決することが重要である旨述べ、両首脳は、様々な問題について緊密に協力していくことで一致しました。
  2. また、両首脳は、12月の日・ASEAN特別首脳会議に向けて、引き続き連携していくことで一致しました。

発信元サイトへ