外務省・新着情報

令和5年5月25日
  1. 5月7日の日韓首脳会談の結果を受け、日韓政府関係者は、韓国専門家現地視察団の訪日日程についての5月17日のオンライン会議を含め、継続して議論を行い、今般、韓国政府機関やその傘下機関の専門家により構成される韓国専門家現地視察団(以下「視察団」)による視察が行われました。
  2. ユ・グクヒ韓国原子力安全委員会委員長を団長とする視察団は、5月22日に東京で会合を行い、その後、5月23日及び24日に東電福島第一原発を訪問し、ALPS処理水の海洋放出に関連する各種設備(測定・確認用設備・移送設備・放出設備等)の視察や日本側からの説明が行われました。さらに、5月25日には事後の総括的な会合が行われました。
  3. 政府としては、今回の視察団の受入れ等を通じ、高い透明性をもって科学的根拠に基づき誠実に説明を行うことによって、ALPS処理水の海洋放出の安全性について、韓国国内における理解が深まるように努めていく考えです。
(参考)ALPS処理水

 ALPS(多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System))等により、トリチウム以外の放射性物質について安全に関する規制基準値を確実に下回るまで浄化した水。さらにALPS処理水は、その後十分に希釈され、トリチウムを含む放射性物質の濃度について安全に関する規制基準値を大幅に下回るレベルにした上で、海洋放出されることが想定されている。


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