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令和5年5月25日
ホフマンITLOS所長と握手する岸田総理大臣 表敬を受ける岸田総理(写真提供:内閣広報室)
ホフマンITLOS所長ほかとの写真撮影をする岸田総理大臣 表敬を受ける岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 5月25日、午後1時55分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、訪日中のアルバート・ホフマン国際海洋法裁判所所長(Judge Albert J. Hoffmann, President of the International Tribunal for the Law of the Sea(ITLOS))による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。なお、表敬には、国際海洋法裁判所から柳井俊二裁判官が、日本側から堀之内秀久国連海洋法条約(United Nations Convention on the Law of the Sea(UNCLOS))担当大使が同席しました。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、ホフマン所長の訪日を歓迎する、G7広島サミットにおいて、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性を確認した、我が国は「海における法の支配三原則」を呼びかけており、ホフマン所長のリーダーシップの下、ITLOSの海洋紛争の平和的解決に果たす役割を高く評価している旨述べました。
  2. また、岸田総理大臣から、我が国は、ITLOS設立以来、一貫して裁判官を輩出しており、本年6月のITLOS裁判官選挙には、堀之内・UNCLOS担当大使を擁立していると述べました。さらに、岸田総理大臣から、我が国は、今後もITLOSへの協力を惜しまない旨述べました。
  3. これに対し、ホフマン所長からは、G7広島サミットを始め、法の支配に基づく国際秩序の維持に向けた岸田総理大臣のリーダーシップを高く評価しており、海洋における法の支配実現を責務とするITLOSとしても自らの役割を果たしていく、設立以来裁判官を輩出している日本とも、引き続き協力していく旨述べました。

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