外務省・新着情報

令和5年5月25日
ホフマン国際海洋法裁判所所長と握手する林外務大臣
ホフマン国際海洋法裁判所所長による林外務大臣表敬の様子

 5月25日、午後3時45分から約15分間、林芳正外務大臣は、訪日中のアルバート・ホフマン国際海洋法裁判所所長(Judge Albert J. Hoffmann, President of the International Tribunal for the Law of the Sea (ITLOS))による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。なお、表敬には、国際海洋法裁判所から柳井俊二裁判官が、日本側から堀之内秀久国連海洋法条約(United Nations Convention on the Law of the Sea(UNCLOS))担当大使が同席しました。

  1. 冒頭、林大臣から、ホフマン所長を日本にお迎えでき光栄である旨伝え、日本は、法の支配に基づく海洋秩序の維持・発展を極めて重視している旨述べました。また、林大臣から、海洋における紛争の平和的解決に関するITLOSの貢献を高く評価しており、引き続き協力していきたい旨述べました。
  2. また、林大臣から、現在、国際社会は海洋法に係る多くの課題に直面しているが、ホフマン所長が在職中の18年間に、ITLOSは、海洋に係る紛争の平和的解決に当たり、時宜にかなった見識の深い判断を下すことで、法の支配に基づく海洋秩序の維持・発展に大きな貢献を果たした旨述べるとともに、改めて同所長のリーダーシップに敬意を表する旨述べました。
  3. これに対し、ホフマン所長から、これまでの我が国のITLOSに対する支持と貢献に対する謝意が示されました。また、同所長は、グローバルサウスへのアウトリーチを始め、法の支配に基づく国際秩序の維持に向けた我が国の貢献を高く評価するとともに、引き続き日本と共に協力していく旨表明しました。

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