外務省・新着情報

令和5年4月17日
正面を向き、握手を交わす、両外相の様子
着席し、会談を行う、両外相の様子

4月17日午後2時30分から約30分間、林芳正外務大臣は、G7長野県軽井沢外相会 合の機会に、ジェームス・クレバリー英国外務・英連邦・開発相(Rt Hon James CLEVERLY MP, Secretary of State for Foreign, Commonwealth, and Development Affairs of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、クレバリー外相を軽井沢に迎えることができうれしく思う、国際秩序が挑戦を受ける中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を堅持するためにも、同志国間の連携はかつてなく重要であり、日英の緊密な連携を一層強化していきたい旨述べました。クレバリー外相から、G7外相会合ホストとしてのホスピタリティーに感謝するとの発言とともに、和歌山で発生した爆発事案へのお見舞いの言葉がありました。
  2. 林大臣から、英国が3月に発表した「統合的見直しの刷新」において、自由で開かれたインド太平洋のビジョンの支持や、インド太平洋への関与を英国の国際政策の恒久的な柱とする方針を示したことを歓迎する旨述べました。両外相は、安全保障分野での協力を深化させていくことで一致し、日英部隊間協力円滑化協定(RAA)の早期発効を目指して引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
  3. 両外相は、CPTPPについて、英国の加入手続を引き続き推進することを確認するとともに、戦略的な観点を踏まえて率直な議論を行い、引き続き緊密に連携していくことで 一致しました。
  4. 両外相は、ロシアによるウクライナ侵略への対応について、引き続きG7で結束して対応していくことで一致しました。また、両外相は、東アジア情勢について意見交換を行い、中国をめぐる諸課題への対応、核・ミサイル問題や、拉致問題を含む北朝鮮への対応などについて、引き続き連携していくことで一致しました。
  5. 両外相は、G7広島サミットの成功に向けて、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

発信元サイトへ