外務省・新着情報

令和5年3月3日
握手する両外相

 現地時間3月3日午後0時35分(日本時間同日午後4時5分)から約60分間、日米豪印外相会合出席のためインドを訪問中の林芳正外務大臣は、ジャイシャンカル・インド外務大臣(H.E. Dr. S. Jaishankar, Minister of External Affairs of India)との間でワーキング・ランチ形式で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、今般のG20外相会合及び日米豪印外相会合の議長としてのジャイシャンカル外相のリーダーシップに敬意を表明するとともに、国際社会が大きな危機に立て続けに直面する中、日本は、5月のG7広島サミット及び9月のG20ニューデリー・サミットを見据え、G20議長国であるインドと、引き続きしっかり連携していきたい旨述べました。これに対し、ジャイシャンカル外相より、林大臣の訪印を歓迎した上で、G20議長国としてG7議長国である日本と協力していきたい旨述べました。
  2. 両大臣は、それぞれG7議長国、G20議長国としての優先課題や、スリランカ情勢や開発金融の問題等について意見交換を行い、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
  3. 両大臣は、日印関係についても意見交換を行いました。両大臣は、昨年の岸田総理訪印や第2回日印外務・防衛閣僚会合(「2+2」)を受け、本年1月の初の日印戦闘機共同訓練を含む安保・防衛分野や経済・経済協力分野において協力が進展していることを歓迎し、引き続き二国間関係を強化していくことを確認しました。
     林大臣から、我が国が昨年末に新たな国家安全保障戦略を策定したことについて説明し、ジャイシャンカル外相の理解を得ました。また、林大臣から、脱炭素化に向けた二国間クレジット制度(JCM)構築に向けた議論の進展への期待を表明しました。
  4. 両大臣は、率直な議論を行えたことを歓迎し、今後も緊密に意思疎通を行っていくことを確認しました。

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