外務省・新着情報

令和4年10月14日

 10月14日(現地時間13日)、米国(ニューヨーク)において、我が方、大菅岳史国際連合日本政府代表部特命全権大使兼次席常駐代表と、先方カリン・フルショフ国際連合児童基金(UNICEF)事務局次長(Ms. Karin Hulshof, Deputy Executive Director, United Nations Children’s Fund(UNICEF))との間で、供与額7.49億円の無償資金協力「コールドチェーンの機材整備を通じた保健システム強化計画(UNICEF連携)」に関する書簡の交換が行われました。

  1. アフガニスタンでは、ワクチンの運搬に保冷設備を持たない車両を使用しているなどワクチンの品質管理体制が不十分です。またワクチンに関する情報や接種拠点へのアクセスには中央と地方の地域間格差やジェンダー間格差も発生しており、新型コロナウイルスワクチンの1回接種率は全人口の18%に留まっています。
  2. この協力は、アフガニスタン全土において、ワクチンの保冷・運搬用資機材及び接種拠点における保管設備等の整備、並びにワクチン接種に係る啓発活動等を行うことにより、同国における新型コロナウイルス感染症等のワクチン接種の持続的な実施を図るものです。
  3. なお、この協力は、アフガニスタンへの人道支援として実施するものです。
(参考)アフガニスタン基礎データ

 アフガニスタンの面積は約65.2万平方キロメートル(日本の1.7倍)、人口は3,893万人(世界銀行、2020年)、1人当たり国民総所得(GNI)は約500米ドル(世界銀行、2020年)。


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