外務省・新着情報

令和4年7月8日
林芳正外務大臣とホセ・マヌエル・アルバレス・スペイン外務・EU・協力大臣 握手
林芳正外務大臣とホセ・マヌエル・アルバレス・スペイン外務・EU・協力大臣 正面
林芳正外務大臣とホセ・マヌエル・アルバレス・スペイン外務・EU・協力大臣 着席

 G20外相会合出席のためインドネシアを訪問中の林芳正外務大臣は、現地時間7月8日午後7時20分頃(日本時間同日午後8時20分頃)から約15分間、ホセ・マヌエル・アルバレス・スペイン外務・EU・協力大臣(H.E. Mr. José Manuel ALBARES, Minister for Foreign Affairs, European Union and Cooperation) と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、初めて対面で会談ができ喜ばしい、先月のNATO首脳会合開催国としての尽力を高く評価する、戦略的パートナーであるスペインと、ロシアによるウクライナ侵略への対応や「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、協力を一層強化していきたい旨述べました。これに対し、アルバレス大臣から、安倍元総理大臣の御逝去に心からお悔やみ申し上げる、日本との関係を重視しており、様々な分野で日スペイン協力を更に強化していきたい旨述べました。
  2. 両大臣は、ロシアによるウクライナ侵略は、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、力による一方的な現状変更は世界のどこであれ認められない、今ほど基本的価値を共有する国々の結束が求められている時はないとの認識で一致しました。
  3. 両大臣は、先月の日スペイン首脳会談も踏まえ、日本とスペインの企業間協力、また、中南米等の第三国市場における企業間連携や、日スペイン・シンポジウムを始めとする枠組みを通じた両国間の対話・協力を強化することを確認しました。また、林大臣から、EUによる日本産食品輸入規制措置の早期撤廃への協力を改めて求めました。
  4. 両大臣は、インド太平洋情勢について議論し、力による一方的な現状変更の試みは認められないことで一致するとともに、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応等においても、引き続き連携していくことを確認しました。

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