外務省・新着情報

令和4年7月8日
日米韓外相会合を前に、記念撮影に応じる、ブリンケン国務長官と林外務大臣、パク・チン外交部長官の様子
日米韓外相会合が行われている様子

 現地時間7月8日午後6時頃(日本時間同日午後7時頃)から約45分間、G20外務大臣会合のためインドネシア・バリを訪問中の林芳正外務大臣は、アントニー・ブリンケン米国国務長官(The Honorable Antony Blinken, Secretary of State of the United States of America)及び朴振韓国外交部長官(H.E. Park Jin, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Korea)との間で、日米韓外相会合を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、会議の冒頭、ブリンケン長官及び朴長官から、安倍元総理の銃撃事件について衷心からの哀悼の意が表されました。

  1. 会合では、6月29日の日米韓首脳会談の成果を踏まえ、外相間で、核実験を始め、北朝鮮による更なる挑発行為への対応や北朝鮮の完全な非核化に向けた今後の対応についてすり合わせを行いました。
  2. その上で、三者は、日米同盟・米韓同盟の抑止力を高めるとともに、日米韓の安全保障協力を推進していくことで一致しました。また、国連安保理決議の完全な履行を確保するとともに、国連安保理での対応について引き続き連携していくことで一致しました。さらに、外交の重要性についても認識を共有し、この観点からも日米韓で一層緊密に連携していくことを確認しました。
  3. さらに、拉致問題について、林大臣から両長官の引き続きの理解と協力を求め、両長官から支持を得ました。
  4. また、三者は、日米韓協力の戦略的重要性を踏まえ、中国やウクライナ情勢を含む地域情勢や、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた取組についても意見交換を行いました。さらに、強靱なサプライチェーンの構築や国際保健といったグローバルな課題についても意見交換を行いました。
  5. 三者は、今後とも、日米韓の連携を重層的に進めていくことで一致しました。

発信元サイトへ