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金子農林水産大臣記者会見概要

日時 令和4年2月22日(火曜日)10時50分~10時56分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • (大臣から)「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案」及び「植物防疫法の一部を改正する法律案」の閣議決定について
  • 燃油等価格高騰への対応について
  • 水田活用の直接支払交付金の見直しについて

冒頭発言

大臣

  私から1点、御報告がございます。本日の閣議におきまして、「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案」及び「植物防疫法の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。これらの2つの法案は、昨年、農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」の実現に向けて、その基本理念の法定化や環境負荷低減の取組を支援する計画認定制度の創設、化学農薬のみに依存しない総合的な防除を推進するための仕組みの導入等の必要な措置を講ずるものであります。これらの法律案によりまして、環境と調和のとれた食料システムの確立を図り、将来にわたり持続的な農林漁業・食品産業の発展につなげてまいりたいと考えております。

質疑応答

  • 燃油等価格高騰への対応について

記者

  1点ございます。昨今のウクライナ情勢などもありまして、原油価格高騰が続いている状況ですけれども、農業それから漁業に携わる方々へのですね、もちろん今、補償施策といいますか、おありになるとは思うんですけれども、何か追加の支援策をですね、打ち出す可能性、また、検討している状況について、もしあれば教えていただきたいと思います。

大臣

  昨日の予算委員会でもそういった質問がありまして、お答えさせていただいたんですが、燃料等の価格の上昇に応じて補てん金を交付する制度を、着実に、今、実施しております。いずれにしましても、対策の効果を確認しつつ、更なる対策の必要性について検討してまいりたいと考えております。燃油の値段というのは、地域によって非常にまちまちでして、特に離島なんかは高くついているところもあります。長崎県を例にとれば、各市町村で補助金を出したりしているところもあります。したがって、状況的には厳しい状況にあるという認識はいたしております。

  • 水田活用の直接支払交付金の見直しについて

記者

  米政策について伺います。衆院予算委員会では、水田活用の直接支払交付金の見直しが議論になりました。なかでも、今後5年間で1度も米を作付けしない農地を交付対象外とする政府方針についての論戦が目立ち、参院でも今後議論の焦点になると思われますが、どう理解を求めていくのか教えてください。

大臣

  今回の見直しでは、畑作物の生産が定着している農地は畑地化を促す一方、水田機能を有しつつ、転換作物を生産する農地につきましては、今後5年間の間に、水稲と転換作物のブロックローテーションを行うことを各地域で検討いただくことにしております。これまで、農林水産省といたしましては、2回の全国会議や45回の産地ごとの意見交換会を通じて、今回の見直しの趣旨の説明を行ってきたところであります。引き続き、全国会議や産地ごとの意見交換会を通じまして、今回の見直しの趣旨を丁寧に説明しながら、水稲とのブロックローテーションを困難とする具体的な現場の課題がある場合等につきましては、その検証を行うことといたしております。

記者

  関連で、全国調査をこれから実施していくと国会でも言われていたんですけれども、もし、具体的な方法であったりスケジュール等が決まっていれば、教えてください。

大臣

  今のところ私の方にはそういった報告が上がっていませんので、ちょっと後で調べて、お話をさせていただきます。

報道室長

  他に御質問ございますでしょうか。よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終わります。

以上

 

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