外務省・新着情報

令和3年11月25日
日・ベトナム外相会談1
日・ベトナム外相会談2
日・ベトナム外相会談3

 11月25日、午前10時30分から約75分間、林芳正外務大臣は、ブイ・タイン・ソン・ベトナム社会主義共和国外務大臣(H.E. Mr. Bui Thanh Son, Minister of Foreign Affairs of the Socialist Republic of Vietnam)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。ソン外相は、実務訪問賓客として訪日したファム・ミン・チン・ベトナム首相に同行して訪日しました。

  1. 冒頭、林大臣から、本会談は自身の対面外交のスタートである、ベトナムは「自由で開かれたインド太平洋」を実現する上で要となる重要なパートナーであり、ソン外相と共に働いていきたい旨述べました。ソン外相からは、林大臣の外務大臣就任に祝意を述べるとともに、日ベトナムの「広範な戦略的パートナーシップ」を新たな段階に引き上げたい旨述べました。
  2. 両外相は地域情勢について突っ込んだ意見交換を行いました。
    (1)林大臣から、東シナ海・南シナ海について、一方的な現状変更の試みについて強く反対する旨述べ、両大臣は国連海洋法条約を含む国際法に基づいて対応していくことの重要性で一致しました。また、両外相は、北朝鮮の核・ミサイル活動を含め、北朝鮮情勢についても意見交換を行い、拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。さらに、ミャンマー情勢について、事態の打開に向けて緊密に連携していくことを確認しました。
    (2)両外相は、「自由で開かれたインド太平洋」と「インド太平洋に関するASEANアウトルック」の実現や、TPP11のハイスタンダードの維持について、引き続き協力を進めていくことで一致しました。(3)林大臣から、2023年は日ASEAN友好協力50周年であり、日本がホストする特別首脳会議は日ASEAN関係を新たな段階に引き上げる歴史的機会となる旨述べ、ソン外相から、日ASEAN友好協力50周年を成功に導くために協力していきたい旨述べました。
  3. 最後に、両外相は2023年の日越外交関係樹立50周年を見据え、日越関係の更なる発展のために緊密に連携していくことで一致しました。

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