令和3年7月26日

 7月22日(現地時間21日)、ブルキナファソの首都ワガドゥグにおいて、我が方、加藤正明駐ブルキナファソ日本国特命全権大使と先方アルファ・バリー外務・協力・アフリカ統合・在外ブルキナファソ人大臣(H.E. Mr. Alpha BARRY, Minister for Foreign Affairs, Cooperation, African Integration and Burkinabe abroad, Burkina Faso)との間で、供与額5億円となる無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. ブルキナファソでは、同国北部及び東部を中心に頻発するテロ攻撃の影響により、2020年末時点で国内避難民・難民の数は約110万人に上り、人道的な観点から引き続き食糧援助が求められています。また、同国では、新型コロナウイルス感染症の経済・社会的影響に加え、2020年6月以降に発生した一連の洪水により多数の農業被害が発生し、農閑期における食料不足や、乳幼児の急性栄養失調が深刻化しています。
  2. この協力は、食料不足に直面している同国に対し、食料安全保障の確保、栄養状態の改善等を目的として、我が国の政府米による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具現化するものです。

[参考]ブルキナファソ基礎データ
 ブルキナファソの面積は27万4,200平方キロメートル(日本の約70%)。人口は2,032万人(世界銀行、2019年)、1人当たり国民総所得(GNI)は約790米ドル(世界銀行、2019年)。