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2021年6月28日
6月25日、経済産業省とタイ工業省は、「タイにおける産業保安のスマート化制度の強化に関する日本国経済産業省とタイ王国工業省間の協力に関する覚書」（MOC）に署名しました。
本MOCの締結により、AIやIoT等の活用を通じた、タイのプラント等の安全性及び効率性の継続的な向上が期待されます。
1．背景
我が国及びタイは、2018年6月に、タイのプラント等における安全性及び効率性を向上させることを目的とした3年間の協力覚書を締結し、これまでに、日本の専門家派遣やセミナーの開催などを通じた技術的な協力を実施してきました。
また、産業界や学界を中心とした協力関係の構築も進んでおり、本年2月には、日タイの産業界・学界関係者が「日タイ スマート保安コンソーシアム設立の覚書」に署名しました。
このような中、6月25日、経済産業省とタイ工業省は、「産業保安のスマート化に関する日タイ政策対話」を開催し、AIやIoT等の活用を通じたタイのプラント等における安全性及び効率性の更なる向上を目指すため、より実践的な内容での技術的協力を継続することで一致しました。
2．MOCによる協力内容
主な協力内容としては、産業保安のスマート化に関する日タイ政策対話の開催、産業保安のスマート化分野の技術活用に係る人材育成、日タイ スマート保安コンソーシアムの活動支援等です。
本MOCにより、タイのプラント等におけるAIやIoT等の活用を通じた、安全性及び効率性の継続的な向上が期待されます。
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産業保安グループ保安課長 正田
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