経産省・新着情報

2021年6月16日

同時発表:新エネルギー・産業技術総合開発機構

「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」について、「研究開発項目①ポスト5G情報通信システムの開発」及び「研究開発項目③先導研究(委託、助成)」に関する実施者の公募を行い、採択審査委員会での審査を経て、9件の採択を決定しました。

1.事業目的

第4世代移動通信システム(4G)と比べてより高度な第5世代移動通信システム(5G)は、現在各国で商用サービスが始まっていますが、更に超低遅延や多数同時接続といった機能が強化された5G (以下、「ポスト5G」)は、今後、スマート工場や自動運転といった多様な産業用途への活用が見込まれており、我が国の競争力の核となり得る技術と期待されています。

「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」では、ポスト5Gに対応した情報通信システム(以下、「ポスト5G情報通信システム」)や当該システムで用いられる半導体等の関連技術を開発するとともに、ポスト5Gで必要となる先端的な半導体を将来的に国内で製造できる技術を確保するため、先端半導体の製造技術の開発に取り組みます。

2.事業概要

本事業では、①ポスト5G情報通信システムの開発(委託)、② 先端半導体製造技術の開発(助成) 、③ 先導研究(委託、助成) の3項目について、研究開発を実施します(詳細は、参考に記載の「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業 研究開発計画」等をご参照ください)。

このうち、「研究開発項目①ポスト5G情報通信システムの開発」及び「研究開発項目③先導研究(委託、助成)」に関する実施者の公募を行いました。

研究開発項目①ポスト5G情報通信システムの開発(委託)

ポスト5G情報通信システムのうち、モバイルエッジコンピューティング(MEC)に必要となる半導体関連技術の開発を実施します。

具体的には、MECを用いた低遅延処理の実現に向けて、最先端のプロセスノードを適用した大規模先端ロジック半導体の設計技術を開発するとともに、大容量・広帯域なメモリシステムを開発します。

研究開発項目③先導研究(委託、助成)

①ポスト5G情報通信システムの開発(委託)、②先端半導体製造技術の開発(助成)に係る先導的な研究開発を実施します。

3.採択結果

以下を御参照ください。

「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」採択結果一覧PDFファイル
採択事業テーマ概要PDFファイル

参考

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のWebページにも採択結果を掲載しています。

「ポスト5G情報通信システムの開発」採択結果ページ外部リンク
「先導研究(委託)」採択結果ページ外部リンク
「先導研究(助成)」採択結果ページ外部リンク

研究開発計画については、「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業研究開発計画(令和3年3月9日改定)PDFファイル」を御参照ください(今回の公募に関連する箇所を青字にしています)。

本採択結果に関連する公募については、「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」の公募を開始します を御参照ください。

担当

商務情報政策局デバイス・半導体戦略室長 刀禰

担当者: 齋藤、千田、山瀬

電話:03-3501-1511(内線 3981~7)
03-3501-6944(直通)
03-3580-2769(FAX)

発信元サイトへ