令和3年5月27日

鷲尾外務副大臣発言

出席者発言

 5月25日及び26日、鷲尾英一郎外務副大臣は、国際再生可能エネルギー機関(IRENA:International Renewable Energy Agency)第21回理事会(オンライン形式)に出席し、議長を務めました。概要は以下のとおりです。

  1. IRENAは再生可能エネルギー(太陽、風力、バイオマス、地熱、水力、海洋利用等)の普及及び持続可能な利用の促進を目的として設立された国際機関です。年に2度開催される理事会は、IRENAの事業の方向性を議論する重要な会合であり、97の国と地域から300人を超える代表者が出席しました。
  2. 今次理事会では、日本として初めて、鷲尾外務副大臣が議長を務めました。鷲尾外務副大臣は、議長挨拶において、パリ協定の目標達成に向けたモメンタムを加速化させる上でIRENAへの期待は大きいと述べつつ、国際社会が最短距離で脱炭素社会を実現するためには、政策、資金、イノベーションを総動員できる道筋を早急に作り上げる必要があると述べました。また、環境、社会、透明なガバナンス、鉱物資源の安定確保や将来大量に発生する使用済み太陽光パネルの問題など、脱炭素社会を実現するための課題は山積しており、多くの加盟国を有するIRENAは課題解決に向けて重要な役割を担っていると述べ、議長国としてIRENAと緊密に協力していく考えを表明しました。
  3. また、会合では2022-2023年の事業計画や再生可能エネルギー推進の更なる強化を柱とする2023-2027年の中期戦略などにおいて活発な議論が展開されました。24日には、持続可能な開発のためのエネルギー転換と食料システムに関する特別イベントが開催されました。
  4. なお、今次理事会には、日本政府代表として、江島潔経済産業副大臣が出席し、日本の再生可能エネルギーにかかる取組み等を発表しました。

[参考]

1 IRENA第21回理事会に関するリンク別ウィンドウで開く

2 鷲尾副大臣議長挨拶(開会挨拶(PDF)別ウィンドウで開く閉会挨拶(PDF)別ウィンドウで開く