令和3年5月27日

 5月27日及び28日の2日間、いずれも午後8時(日本時間)から、本年のG7議長国である英国のエリザベス・トラス国際貿易大臣(The Rt Hon Elizabeth Truss, Secretary of State for International Trade, United Kingdom)が、G7貿易大臣第2回会合をオンラインで主催し、日本からは、茂木敏充外務大臣及び梶山弘志経済産業大臣が出席する予定です。

 会合には、G7各国の担当閣僚が参加し、WTO改革や市場歪曲的慣行等の国際貿易をめぐる喫緊の課題に対処すべく、デジタル貿易を始めとする新たなルール作りや新型コロナからの回復、公平な競争条件の確保のための取組等について議論する予定です。また、閣僚間のセッションとは別に、世界貿易機関(WTO)のオコンジョ=イウェアラ事務局長(Dr. Ngozi Okonjo-Iweala, Director-General of the World Trade Organization (WTO))、経済協力開発機構(OECD)の河野正道事務次長、B7(参考1)及びジェンダー平等諮問委員会(GEAC)(参考2)の代表とG7閣僚との意見交換の機会も設けられる予定です。

 2007年にドイツがG8議長国であった際に、市民社会にアウトリーチを行うプロセスの中で、ドイツ産業連盟(BDI)がイニシアティブをとり、G7各国の経済団体に呼びかけて発足。その後毎年のG7議長国の団体が持ち回りで主催し、政府首脳に対して提言を行っている。

 本年3月にトラス英国国際貿易大臣の下に創設された諮問組織。G7に対し、特に新型コロナからのより良い回復に焦点を当て、国際的な女性のエンパワーメントを促進する提言を行う予定。