令和3年3月7日

 3月5日(現地時間同日)、トルクメニスタンの首都アシガバットにおいて、我が方、山本広行駐トルクメニスタン日本国特命全権大使と先方クリスティーナ・ウェイガンド・トルクメニスタン国連地域調整官代行兼国際連合児童基金(UNICEF)トルクメニスタン事務所代表(Ms. Christine WEIGAND, UN Resident Coordinator a.i. in Turkmenistan, UNICEF Representative in Turkmenistan)との間で、供与額2.98億円の無償資金協力「医療機材供与を通じた保健システム強化計画(UNOPS連携)」に関する書簡の交換が行われました。

  1. トルクメニスタンでは、一部医療機材の老朽化や不足が見られ、世界保健機関(WHO)の調査でも保健・医療施設の整備の必要性が指摘されるなど、保健・医療体制の強化が喫緊の課題となっています。
  2. この協力は、UNOPSと連携し、トルクメニスタンの医療機関に、同国の主要な死因の一つである循環器疾患や増加傾向にある呼吸器疾患等の診断に必要な保健・医療機材を供与するものです。この協力により、トルクメニスタンにおける保健・医療体制が強化され、同国の安定及び経済社会開発に寄与することが期待されます。

 トルクメニスタンは、面積約48.8万平方キロメートル(日本の約1.3倍)。人口約590万人(2019年、国連人口基金)。1人当たり国民総所得(GNI)は6,740米ドル(2018年、世界銀行)。