令和3年3月8日

3月7日、宇都隆史外務副大臣は、第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)の開会式に外務省を代表して参加しました。また、「国際女性デー」である本8日には、京都コングレスのサイドイベントとして、国連薬物・犯罪事務所(United Nations Office on Drugs and Crime(UNODC))が「国際女性デー」を記念して主催した「女性のエンパワーメントと司法の向上」をテーマとする特別イベントにおいてビデオ・メッセージを発出しました。


1 京都コングレスへの出席

宇都外務副大臣は、京都コングレス開会式に出席しました。開会式では、ご臨席された高円宮久子妃殿下がお言葉を述べられたほか、菅総理大臣がステートメントを述べました。

2  「国際女性デー」を記念した京都コングレス・特別イベントへのメッセージの発出

(1)この会議では、持続可能な開発目標の達成に向け、司法の向上のために、女性の一層の参画とエンパワーメントが必要であるとの観点から、パネリストの間で率直な意見交換が行われました。

(2)意見交換に先立ち、宇都副大臣は、ビデオ・メッセージにおいて、新型コロナウイルス感染症の拡大により、DVや性暴力が増大し、また、経済的な困窮により女性・女児が人身取引を始めとする様々な犯罪に一層巻き込まれやすくなっているなど、女性や女児への影響が大きく、女性のエンパワーメントが喫緊の課題である点、また、そうした観点から、日本政府とUNODCが、テロや暴力的過激主義対策で協力するとともに、女性のエンパワーメントでも協力している点につき紹介しました。

(3)さらに、宇都副大臣は、人間一人ひとりの生存や尊厳が守られるべきとの「人間の安全保障」の理念を踏まえ、女性・女児を含む全ての人が「誰一人取り残されない、より良い社会作り」に向け、引き続きUNODCと協力していく旨述べました。

[参考]
京都コングレス・特別イベントにおける宇都外務副大臣によるビデオ・メッセージ(和文(PDF)英文(PDF)