令和3年2月17日

 2月16日(現地時間同日)、コートジボワール共和国のアビジャンにおいて、我が方、倉光秀彰駐コートジボワール共和国日本国特命全権大使と先方アキンウミ・アデシナ総裁(Dr. Akinwumi A. Adesina, President, African Development Fund)との間で、総額736億100万円を限度とする円借款「アフリカ開発基金第15次増資のための借款」に関する書簡の交換が行われました。

  1. この協力は、アフリカ諸国の経済開発と貧困削減に果たすAfDFの役割の重要性に鑑み、日本政府がAfDFに対して資金供与を行うものです。当該資金供与を通じて、AfDFの活動資金の確保を図り、もってAfDFによる開発事業の実施に寄与します。
  2. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「質の高いインフラ投資に関するG20原則」を踏まえた質の高いインフラ投資の推進を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
  3. 供与条件
  • (1)金利:年0.11%
  • (2)償還期間:40年(10年の据置期間含む)

 アフリカ開発基金(AfDF)は、アフリカ諸国の経済的開発及び社会的開発並びに構成国間の協力及び国際貿易の促進に一層効果的に貢献することを目的とし、所得の低い国に対して緩和された条件による融資及び贈与の供与を行う地域開発金融機関。1973年に設立され、我が国は設立当初から参加。現在の参加国は29か国。本部はコートジボワールのアビジャンに設置され、常設事務局を有する。