2021年2月3日

2月2日(火曜日)、「第2回CEFIA官民フォーラム」(タイ王国政府主催、web会議形式)が開催され、経済産業省からは、宗清経済産業大臣政務官がビデオメッセージで冒頭挨拶を行いました。
また、同フォーラムの中で、アジア開発銀行と経済産業省間のCEFIAにおける協力に関する覚書が署名されました。

1.第2回CEFIA官民フォーラムについて

  1. CEFIA(Cleaner Energy Future Initiative for ASEAN)は、ASEANのエネルギー転換及び低炭素化を進めるため、低炭素技術の普及と政策・制度構築をビジネス主導で進めることを目的として日本政府が提案したイニシアティブであり、2019年9月より取組を開始しています。

  2. 2月2日に開催された第2回CEFIA官民フォーラムには、ASEAN10ヶ国及び日中韓のエネルギー分野における政府関係者に加え、大学や民間企業関係者の他、アジア開発銀行等が参加しました。同フォーラムでは、CEFIAのこれまでの活動状況が紹介されたほか、APAEC(ASEANにおけるエネルギー協力行動計画)への貢献やASEAN地域で低炭素技術への資金調達(ファイナンス)の活性化に関する議論が行われました。

2.宗清経済産業大臣政務官の挨拶(ビデオメッセージ)について

本フォーラムの冒頭、日本政府の代表として宗清経済産業大臣政務官がビデオメッセージで挨拶を行い、①日本は技術的イノベーションを軸として経済と環境の好循環を生じさせながら、昨年10月に菅総理が宣言した2050年カーボンニュートラルを目指していくこと、②各国による現実的で持続可能なエネルギーシステムへの移行にCEFIAが貢献できること、③CEFIAを通じて、国際金融機関、政府、事業者、地場銀行などが一体となってプロジェクトへのファイナンスのあり方を考えていくことが期待されていること、等を述べました。

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3.経済産業省及びアジア開発銀行間のCEFIAにおける協力に関する覚書について

  1. 同フォーラムでは、経済産業省及びアジア開発銀行間のCEFIAにおける協力に関する覚書が署名されました(署名者は田中経済産業審議官及びスサントノ副総裁)。

  2. 同覚書では、協力分野を①省エネルギー・再生可能エネルギー、②その他低炭素への移行に貢献する技術、③これらを支援するための民間資金の活用とし、具体的な取組として、フラッグシッププロジェクトの進展に関する定期協議、イベントへの相互参加、セミナー等の共同開催、情報共有等を実施することとしています。

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