令和2年12月15日

12月15日、東京において、我が方茂木敏充外務大臣と先方ジョセフ・M・ヤング駐日米国臨時代理大使(Mr.Joseph M. Young, Chargé d’Affaires ad interim, Embassy of U.S.A. in Japan)との間で、日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定に基づくホステッド・ペイロード協力に関する書簡の交換が行われました。

  1. この書簡は、日米のいずれか一方の国の人工衛星に他方の国の機器(ペイロード)を搭載するホステッド・ペイロード協力を行うための国際約束です。
  2. 日米両政府は、安全保障面での宇宙協力として、2023年度めどに運用開始予定である我が国の準天頂衛星6号機及び7号機への米国の宇宙状況監視(SSA)センサーの搭載を通じたSSA能力向上のための協力を行うため、ホステッド・ペイロード協力に関する書簡の交換に向けて米側と協議を行ってきたところ、今般、双方の間で最終的な了解を得るに至り、標記の書簡の交換を行うこととなったものです。
  3. 日本国政府としては、この書簡に基づくホステッド・ペイロード協力を含め、米国政府との間で安全保障面での宇宙協力を一層強化していく考えです。

(注)上記2の協力に平和的目的のための宇宙の探査及び利用における協力のための損害賠償責任に係る相互放棄に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定(日米宇宙損害協定)を適用させるため、標題の書簡の交換に加え、同協定附属書に同協力を追加する修正を行うための書簡の交換も併せて行いました。