日時 令和2年12月8日(火曜日)12時45分~12時50分 於: 参議院分館1階エレベーターホール
主な質疑事項
  • (大臣から)令和2年度SAVOR JAPAN認定地域について
  • 高病原性鳥インフルエンザについて
  • 吉川元大臣を巡る報道について

 

大臣

  それでは、私から1点申し上げます。平成28年度より、毎年農泊を推進している地域であって、特に食と食文化により訪日外国人を呼び込む地域をSAVOR JAPANとして、農林水産大臣が認定をしております。今年度は、栃木県の大田原市、静岡県の大井川地域、三重県の大紀町、大分県の国東半島地域の4地域を認定することといたしました。これまでに認定した27地域と合わせまして、全部で31地域となりまして、SAVOR JAPANのブランドで一体的に海外に発信をしていきたいと考えております。また、認定証の授与式を今週11日金曜日に省内で行うことといたしております。詳細はこの後、プレスリリースをさせていただきます。私からは以上です。

記者

  鳥インフルエンザの発生地域が拡大していますが、どのように感染拡大の防止に努めていくお考えでしょうか。

大臣

  11月5日にですね、香川県で1例目が発生して以来、福岡県、兵庫県、宮崎県、奈良県及び広島県を加えました6県で19例の鳥インフルエンザの発生が確認をされております。今シーズンはヨーロッパ諸国のほかですね、韓国の家きん農場でも発生があり、世界的にも発生が続いております。また、我が国の中でもですね、野鳥についても、これまでに北海道、鹿児島、新潟県においてですね、糞便や池の水等から高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認をされております。つきましては、各都道府県に対しまして、新たに、確実に各農場の飼養管理者と連携をとっていただいて、衛生管理区域の出入口における手指消毒や手袋交換、また、衣服・長靴の交換、車両消毒、鶏舎の出入口における手指消毒・手袋交換、衣服・長靴の交換、また、野生動物対策としての防鳥ネット、壁・天井の隙間をふさぐこと等についてですね、飼養管理者に自主点検してもらうようにして、その結果につきまして、各都道府県から報告を求めたいと考えております。農林水産省としても、発生県に対しまして必要な人的支援、物的支援を実施しておりますが、この飼養衛生管理基準の遵守徹底に関する通知の発出、あるいは近隣諸国における本病のですね、発生状況の情報共有等の対策も講じてきたところでありますが、引き続き、本病の発生に対しまして、各県との緊密な協力のもとですね、緊張感を持って対応してまいりたいと考えております。

記者

  先ほど申された鳥インフルエンザの新たな指示なんですが、狙いについてなんですが、やっぱり今までの衛生管理の状況では不十分な部分があったということでしょうか。

大臣

  やはり、更に徹底をしていくということであります。報告を求めるということで更に徹底をしてまいりたいと考えております。

記者

  鳥インフルエンザの関係で、都道府県への結果を求めるということですが、何かこう、質問状か何かを投げて、いつまでに結果を取りまとめる方針でいらっしゃいますでしょうか。

大臣

  ちょっとその状況を確認いたしますが、速やかにということだと思いますが、状況につきましては、また事務方から、もし必要であれば、お知らせさせていただきます。

記者

  吉川元大臣の、大臣室で現金を受け取っていたという疑惑について質問なんですけれども、改めてですね、この疑惑に関して、大臣としては、省としての調査が今しているか、していないかの説明、あるいはですね、何らかの形で、捜査の進捗というのもあると思うんですけども、それをですね、公に公表されるというお考えについて、どうお考えでしょうか。

大臣

  そのような報道があったことは承知しておりますが、捜査活動に関することでもありまして、コメントは差し控えさせていただきたいというふうに思います。その上で、農林水産省としても、捜査活動に関することについて、協力要請があれば適切に対応してまいりたいと思いますし、また、報道で指摘を受けている施策の判断は妥当であったと考えておりますが、それぞれしっかりと説明をしてまいりたいと考えております。いずれしても、農林水産行政について、国民に疑念を持たれることがないようにですね、しっかり対応してまいりたいと考えております。

記者

  今日の答弁でもありましたけれども、疑念を抱かれないように、国民にですね、抱かれないように対応するという点で、今の説明が十分かとお考えでしょうか。

大臣

  いずれにしても疑念を持たれないようにですね、今申し上げたような考え方で、しっかりと対応してまいりたいと考えております。

報道官

  他によろしいでしょうか。では、以上で終了します。ありがとうございました。

以上