令和2年8月20日

 8月19日(現地時間同日)、セネガル共和国の首都ダカールにおいて、我が方、新井辰夫駐カーボベルデ共和国日本国特命全権大使(セネガルに兼轄)と先方イナシオ・フェリノ・カルバロ駐セネガル共和国カーボベルデ共和国特命全権大使(H.E. Mr. Inacio Felino CARVALHO, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Republic of Cabo Verde)との間で、供与額2.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

1 カーボベルデは、島嶼国であり国土が狭く、耕作地は全国土の面積の約10%に過ぎないため、米や小麦といった国内で消費される穀物の約85%を輸入に頼っています。また、2016年以降3年にわたり続いた干ばつにより、人口の約37%が食料不足に直面しています。この協力は、同国に対し、食料事情の改善を目的として、我が国政府米等による食糧援助を実施するものです。

2 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており、この協力は同表明を具体化するものです。

[参考]カーボベルデ共和国基礎データ
 カーボベルデ共和国の面積は約4,033平方キロメートル(日本の滋賀県程度)、人口は約54万人(2018年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は3,450米ドル(2018年、世界銀行)。