令和2年7月1日

 7月1日、午後6時頃から約25分間、茂木敏充外務大臣は、ファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード・サウジアラビア王国外務大臣(H.H. Prince Faisal bin Farhan AL-SAUD, Minister of Foreign Affairs, the Kingdom of Saudi Arabia)と外相電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1.  冒頭、茂木大臣から、新型コロナウイルス対策に関し、サウジアラビアがG20議長国としてG20首脳テレビ会合を開催するなど、国際社会の感染防止対策を主導していることを評価する旨述べました。また、茂木大臣から、サウジアラビアに在住する邦人の出国に際してサウジアラビア政府から得られた協力に対し謝意を述べました。両外相は、両国に滞在する自国民の保護をはじめ、新型コロナウイルス対策で引き続き協力していくことで一致しました。
  2.  茂木大臣から、原油価格の下落や新型コロナウイルスの感染拡大の中でサウジアラビアの脱石油及び産業多角化に向けた改革の重要性は増しており、日本が官民挙げて改革に協力する姿勢は揺るがない旨述べました。両外相は「日・サウジ・ビジョン2030」の枠組みやG20リヤド・サミットの成功に向けた協力を通じて二国間関係を更に強化する方針を確認しました。
  3.  両外相は、中東情勢や国際場裡における協力についても意見交換を行い、引き続き連携していくことで一致しました。