令和2年7月1日

 7月1日、午後3時30分頃から約20分間、茂木敏充外務大臣は、フィリップ・ゴファン・ベルギー王国外務・国防大臣(H.E. Mr. Philippe Goffin, Minister of Foreign Affairs and of Defence of the Kingdom of Belgium)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭、茂木大臣から、新型コロナウイルス感染症をめぐる状況の改善に向けたベルギー政府及び国民の努力に対し敬意を表するとともに、ベルギーからの要望に基づき提供したアビガン錠に関し、臨床研究の前進に寄与することを期待する旨述べました。これに対し、ゴファン大臣から、日本のコロナ対応について高い評価がなされ、アビガン錠提供への謝意が述べられました。

2 茂木大臣から、昨日EUが公表したEU及びシェンゲン域外からの入域を認める第三国のリストは、日本の感染状況を客観的に考慮し、良好な日EU関係を踏まえたものと理解し評価する、また、具体的な国境措置については同リストも踏まえベルギー政府が検討していくものと承知している、今後の人の往来の再開についてよく協議していきたい旨述べました。

3 両大臣は、新型コロナウイルス感染症対策について、引き続き緊密に情報共有しつつ協力していくことで一致するとともに、国際場裏における協力についても意見交換を行いました。