令和2年6月23日

 6月23日,我が国は,南スーダン,スーダン及びウガンダにおけるサバクトビバッタ被害に対する支援として450万ドル(4億9,500万円(今年度支出官レート))の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。

 

1 東アフリカ地域では,過去数十年間で最大規模のサバクトビバッタの被害が発生しており,特に南スーダン,スーダン及びウガンダにおいて深刻な食料危機が懸念されています。そのため,今般,国連世界食糧計画(WFP)を通じてこれらの国に対し,食料の配布等の支援を実施するものです。

2 今回の協力により,各国において以下のような貢献が期待されます。

(1)南スーダン
 南スーダンでは,昨年来の洪水に加え,今回のバッタ被害により深刻な食料危機に陥ると予想されています。今般の協力により,約49,900人の栄養状態を改善することが期待されます。

(2)スーダン
 スーダンでは,バッタ被害の影響も受けて,多数の人々が栄養不良の状態にあります。今般の協力により,約78,400人の栄養状態を改善することが期待されます。

(3)ウガンダ
 ウガンダでは,東部,北東部を中心に深刻な食料危機にあり,今後も多数の人々が食料不足に直面すると予想されます。今般の協力により,乳幼児および妊産婦含む約27,600人の栄養状態を改善することが期待されます。

[参考]各国別支援額

  • 南スーダン:220万ドル
  • スーダン :170万ドル
  • ウガンダ :60万ドル