2019年12月9日

福島県浜通り地域等の自立的・持続的な産業発展の実現に向けた、産業発展のビジョンとして「福島イノベーション・コースト構想を基軸とした産業発展の青写真」を復興庁・経済産業省・福島県の3者で取りまとめました。

1.背景・目的

原子力災害によって失われた福島県浜通り地域等の産業・雇用を回復するため、
これまで、福島イノベーション・コースト構想に基づき、廃炉、ロボット等の拠点の整備や研究開発プロジェクトの促進など、産業集積に向けた取組を進めてきました。
今後も浜通り地域等の自立的・持続的な産業発展の実現に向けて取り組む必要があり、構想の具体化を軸として、産業発展のビジョンを検討してきました。
福島県浜通り地域等15市町村との議論等を重ね、原子力災害からの福島復興再生協議会や福島イノベーション・コースト構想推進分科会においてご議論をいただき、今般、「福島イノベーション・コースト構想を基軸とした産業発展の青写真」として取りまとめましたので、これを公表します。
本青写真は、復興・創生期間後の浜通り地域等の羅針盤となるものであり、今後、福島県の重点推進計画を改定するなど、国、県、市町村、関係機関が連携し、浜通りの更なる産業発展に向けた具体的な取組を加速化させていきます。

2.青写真のポイント

産業発展の両輪

浜通り地域等の自立的・持続的な産業発展には

  1. 地元企業の経営力・技術力向上、新たな事業展開

  2. 新たな企業・人材や研究・実証の呼び込みの両輪が重要。

施策の3本柱

これを踏まえ、

  1. あらゆるチャレンジが可能な地域

  2. 地域の企業が主役

  3. 構想を支える人材育成

の3つを施策の柱として、浜通り地域等が先導的な地域となることを目指す。

重点分野の追加

これまでの同構想の4つの重点分野(①廃炉、②ロボット・ドローン、③エネルギー・環境・リサイクル、④農林水産)に加えて、⑤医療関連、⑥航空宇宙を追加し、重点的な産業集積を進める。

関連資料

関連リンク

担当

大臣官房 福島復興推進グループ
福島新産業・雇用創出推進室 室長 諸永
担当者:山田、喜多、渡

電話:03-3501-1511(内線2788)
03-3501-8574(直通)
03-3580-4988(FAX)