1.  本30日(現地時間同日),ジンバブエ共和国の中央マショナランド州マウント・ダーウィン郡において,我が方岩藤俊幸駐ジンバブエ大使と先方エディ・ロウ国連世界食糧計画(WFP)ジンバブエ事務所長(Mr. Eddie ROWE, Representative and Country Director of WFP Zimbabwe)との間で,ジンバブエに対するWFPを通じた食糧援助として,供与額3億円の無償資金協力に関する書簡の署名・交換が行われました。
    2.  ジンバブエは南部アフリカの中でも低所得国である上,干ばつやサイクロンなどの激しい気象現象により農業生産が打撃を受けていることから,2019年は約530万人が深刻な食料難にあるとされており,食糧援助の必要性は高く,喫緊の対応が不可欠となっています。
    3.  この協力は,ジンバブエ政府の要請を踏まえ,WFPを通じ,食料を供与することにより同国の食料事情を改善し,開発課題の解決に寄与することを目的として実施するものです。
    4.  我が国は,2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において,「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており,この協力は同表明を具現化するものです。

     [参考]ジンバブエ共和国の面積は約38.6万平方キロメートル,人口1,444万人(2018年),一人あたりGNI(国民総所得)は1,790ドル(2018年,世界銀行)。