1. 1 昨29日(現地時間同日),エリトリア国の首都アスマラにおいて,我が方片山芳宏在ケニア臨時代理大使と先方ギオルギス・テクレミカエル国家開発大臣(H.E. Dr. Giorgis Teklemikael, Minister of National Development)との間で,供与額1.5億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。

    2 エリトリアの首都アスマラの総人口約43万人(2015年,エリトリア中央州政府)のうち,配管給水を受けているのはわずか47%であり,エリトリアにおいて,給水分野は重点開発課題の一つとなっています。加えて,配管給水による供給も安定したものではなく,給水施設や機材の老朽化も課題となっています。

    3 この協力は,エリトリア政府に対し,給水・浄水関連機材(給水車,給水タンク等)を供与することにより,エリトリアの経済社会開発に寄与するものです。

    4 我が国は,2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において,「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この協力は同表明を具体化するものです。

    [参考]エリトリア国基礎データ
     エリトリア国の面積は約11.8万平方キロメートル(北海道と九州をあわせた広さとほぼ同じ),人口は約550万人(アフリカ開発銀行,2017年),一人当たり国民総所得(GNI)は740米ドル(アフリカ開発銀行,2015年)。