2019年10月8日(火曜日)
9時42分~9時46分
於:参議院本会議場中庭側廊下

質疑応答

関西電力幹部の金品受領

Q: 関西電力の役員らが多額の金品を受領していた問題について伺います。
2日の会見以降、太陽光発電関係での金品の受領や90年代にも金品の受領があったことなど、次々と新しい事実が明らかになっています。このことについて大臣の受け止めをお聞かせください。

A: 会見の後に、また新たな事案が出てまいりました。それゆえに、経産省から指導して第三者調査委員会を立ち上げるべく、今進めているわけですが、その調査によって、これまで関電側が発表してきた、あるいは昨年9月の調査報告書にない新たな事案も出てくるということが予測されますから、そうした中で、徹底した調査を行い、原因究明を行う、そして我々として、それをもって厳正に処する、そういう考えであります。

Q: 今の関西電力に関して、他の電力会社も自主的な調査をしているかと思うんですが、それの結果について、大臣の受け止めはありますか。

A: 先週、経産省の事務方から、電事連を通して他の電力会社に同類の事案がないかどうか調べるようにお話をしました。電事連を通して答えが返ってきたわけですが、今回の関西電力の事案を考えますと、もう一度、各社にしっかり調査をすべしということを私から指示を出しまして、昨日までに社長から経産省の方に二度目の調査をやったと、社内的なヒアリングをやったということで答えが来まして、今のところ、どの社も特にそうした懸念される事項はないという返事が来ました。
いずれにしても、二度やったということでありますので、それをもって今のところはそういう認識をしている状況であります。

Q: 確認なんですが、それは電力会社と発電会社3社を含めてになりますでしょうか。

A: 関西電力を除く、12社の電力会社及び原子力関連会社に対して(注)、私の方から再度その調査を、あるいは社内的なヒアリングをしっかりやるべきということで、その返事を待っていたわけですが、昨日までに全社から回答があって、ないというようなことでありました。

Q: 関西電力なんですけれども、報告を関西電力に求めていますけれども、確かに第三者委員会ができてからじゃないと、報告ができているはずはないということもあるんですが、いつ頃までに回答をもらいたいというふうに考えていらっしゃいますか。

A: もう今日明日中に。ごめんなさい、それは第三者委員会を立ち上げることは、もう明確な答えを…。

Q: もともと報告を…。

A: その報告については、報道では年内に云々と私は見たんですよね。それはとんでもない話で、もう可及的速やかに、かといって、徹底した調査をやらないで、結果や報告を出すことに急いて、不十分なものが出てくれば、これはまたやり直すことがなくはないので、徹底した調査をしっかりやる。ただし、可及的速やかに報告を頂く、そういう今、スタンスです。

Q: 年内というのは、もう認められないと。

A: 年内ではちょっと、あまりにも悠長な話ですから、それはもう早く、ただし正確な情報を我々は受けられるように、そういうスタンスです。

(注)実際の発言は「10社の電力会社と2社、電源2社の個々の社に対して」でしたが、事実関係に基づき、上記のとおり修正しました。

以上

最終更新日:2019年10月8日