1.  本15日(現地時間同日),エチオピア連邦民主共和国の首都アディスアベバ市において,我が方松永大介駐エチオピア大使と先方トゥルハン・サレ国連開発計画(UNDP)エチオピア国事務所常駐代表(Mr. Turhan Saleh, Resident Representative, UNDP Ethiopia Country Office)との間で,供与限度額3億3,600万円の無償資金協力「エチオピア選挙支援計画(UNDP連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
    2.  この計画は,エチオピア全土において2020年5月に予定されている総選挙の支援のため,エチオピア国内の全投票所に設置される投票箱及び投票実施の証明として投票者の指に塗るインクを,UNDPを通じて供与するものです。
    3.  この計画により,約5万5,000か所の投票所に必要機材が配置され,約5,500万人の有権者が投票に参加できるようになります。また,この計画を通じて,公正かつ透明性の高い選挙の実施を支援することにより,エチオピアの民主化促進及び国民の基本的人権の確保に寄与します。
    4.  我が国は第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,繁栄の共有に向けた社会安定化の促進のため,平和と安定の基礎づくりを重点的に進めることを表明しており,この協力は同表明を具現化するものです。

     [参考]
     エチオピア連邦民主共和国の面積は約109.7万平方キロメートル(日本の約3倍),人口は約1億495万人(世界銀行,2017年),一人当たりGNI(国民総所得)は740米ドル(世界銀行,2017年)。