外務省・新着情報
令和6年2月24日
2月24日、インド・デリーにおいて、「ライシナ日米豪印シンクタンク・フォーラム」が開催され、上川陽子外務大臣からビデオ・メッセージを発出したところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣は、昨年G20関連会合を成功に導いたジャイシャンカル印外相のリーダーシップに敬意を表するとともに、3月の「ライシナ・東京」の際に同大臣をお招きすることを楽しみにしており、引き続き、日印関係の更なる発展に向けて緊密に連携していきたい旨述べました。
- 次に、上川大臣は、現在、安全保障やグローバルな課題を巡り国家間の競争が激しさを増しており、分断が深まる世界に直面しているからこそ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化していく必要がある旨述べました。
- その上で、我が国は、同盟国・同志国と共に法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を更に発展させることに取り組んでおり、日米豪印はそのための最も重要な取組の一つであり、幅広い分野で地域に裨益するイニシアティブを次々と実行してきた旨述べました。
- そして、上川大臣は、日米豪印のイニシアティブは前進し続ける必要があり、日米豪印外相会合の本年の議長国として、インド、豪州、米国の仲間と共に働けることを楽しみにしている旨述べた上で、包摂性と多様性とともに日米豪印が発展し続けられるよう、 シンクタンク間の連携や「女性・平和・安全保障」(WPS)などの推進も含めて、日米豪印の協力を更に深化させていくことを呼びかけました。
(参考1)ライシナ日米豪印シンクタンク・フォーラム
インドの主要シンクタンク「オブザーバー・リサーチ基金(ORF)」とインド外務省による共催により毎年開催される国際会議「ライシナ対話」に合わせて、日米豪印各国のシンクタンク関係者などの参加を得て今回初めて開催された国際会議。