文科省・新着情報

令和6年2月17日(土曜日)

 本日、H3ロケット試験機2号機の打上げに成功しました。我が国の誇る技術陣が、失敗や試練を乗り越え、プロジェクト一丸となって再挑戦に臨んだ「Return To Flight(飛行再開フライト)」を成功させたことを、大変喜ばしく思います。

 H3ロケットは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と我が国の産業界が、コスト低減や信頼性向上等を目指し、大型ロケットとしてはH-Ⅱロケット以来初めてとなる全機開発プロジェクトとして、2014年から開発を進めてきました。

 開発過程においては、最大の開発項目であった第1段エンジンの技術的課題による2度の打上げ延期、また、昨年3月の試験機1号機の打上げ失敗があった中、全ての関係者が諦めることなく、難易度の高い技術にひたすら向き合い、本日の打上げまで着実かつ確実に10年にわたる日々を進めてこられたことに、心から敬意を表したいと思います。

 今後、H3ロケットが、技術を蓄積・成熟させ、我が国の宇宙基本計画の着実な実施に貢献するだけでなく、国内外の多様な打上げ需要を担う素晴らしいロケットとなることを期待しております。

 文部科学省としては、引き続き、我が国の技術陣、そして応援をいただいている国民の皆様とともに、宇宙開発利用の推進と発展に尽力してまいります。

令和6年2月17日
文部科学大臣 盛山 正仁

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