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土屋復興大臣記者会見録[令和6年2月10日]

令和6年2月10日(土)14:20~14:25 於)イオン越谷レイクタウンMORI 木の広場

1.発言要旨

 今回のイベントは、震災から復興を進めている福島県の魅力を発信するために行いました。特に水産物の安全性に関しまして、皆さんに理解してもらうことが目的でございます。

 被災地の復興を支援する上では、こうしたイベントを通じて、多くの皆様に被災地の今を知っていただくことが、非常に重要でありまして、いろいろなところで、このようなイベントを開催しているところでございます。

 そして、先ほど私は、このイオンレイクタウンmori内の福島鮮魚便コーナーを視察させていただきましたが、本当にすばらしい、考えられないほどの種類のお魚を仕入れていただいておりまして、それも本当に新鮮で、こういうものを、この地域の皆様に知っていただくこと、それは本当にうれしいことだと思っております。

 また、先ほど、イベントでは出ておりませんが、福島のお肉も大変おいしいです。そのお肉も今回、たくさん仕入れていただいておりますので、そういう点でも、福島を知っていただく一助となると思っています。

 それから、最近ではタイやベトナムにも訪問いたしまして、復興庁主催のこういったイベントを行っております。私も現地に行ってびっくりしたのは、皆さんが福島のことをよく知っているということと、それから日本食がすごい一大ブームであるということを感じました。

 そういう意味では、これからもタイやベトナム、それ以外の地域に対しましても、福島産のものを、どんどん輸出していけるように、頑張っていきたいと思っています。

 今回、イベント会場にお越しいただいた方には、特にこの三陸・常磐ものの水産物を知っていただくことと、そのほかにもいろいろな商品を作っている、復興に負けないで頑張っているということを知ってもらいたいことと、パネル展示もございますが、その中で、やはり放射線についての基礎知識、これを学んでいただきたいと思います。

 これは、日本の全体においても放射線をただ怖がっているだけというところがあると思います。ですから、そういう意味では非常に重要なイベントになったと思います。

 

2.質疑応答

(問)大臣、今日は、大分力を入れて頑張っていらっしゃいましたが、大臣として、どういった思いを皆さんに伝えたいと一番お思いになりましたか。

(答)やはり、今、福島は廃炉の作業がなかなか進まない中で、原子力災害の厳しさというのも、相当あります。復興に向けては、もう13年も経っていますが、これから廃炉作業は30年、40年かかると思いますので、その中で、やはり日本全国の国民の皆さんに応援していただくことこそが、福島の皆様も元気になると思っておりますので、そういう思いで私は毎日頑張っております。

(問)もう一点だけ。現実としてですが、復興は道半ばであるとは思うのですが、これから継続といった部分では、更に何か、どういった部分をフォローしていきたいとか、そういったお考えはおありでしょうか。

(答)なりわいが大分、東日本大震災の前のときに戻りつつあるわけですけど、やはり経済の活性化、なりわいがしっかりとすることによって地域の力強さが出てくると思うので、その辺をしっかり支援していきたい、それから、まだまだ地元に帰ってこられない方がたくさんおります。そういう人が福島に帰ってこられる環境づくりというのが、非常に大きい課題だと思っております。

(以  上)

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