外務省・新着情報

令和6年1月26日

 1月26日、午後7時35分から約30分間、上川陽子外務大臣は、ディアナ・モンディーノ・アルゼンチン共和国外務・通商・宗務大臣(H.E. Ms. Diana MONDINO, Minister of Foreign Affairs, International Trade and Worship of the Argentine Republic)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、モンディーノ大臣就任への祝意を伝え、令和6年度能登半島地震の被害に対する、アルゼンチンのお見舞いへの謝意を述べました。また、女性の外務大臣及び企業での勤務経験がある者同士として、モンディーノ大臣のことを大変身近に感じており、ともに働いていけることを楽しみにしている旨述べました。さらに、日本とアルゼンチンは価値や原則を共有する「戦略的パートナー」であり、ウクライナ及び中東情勢を始めとして、現下の厳しい国際情勢の中、アルゼンチンの新政権の下で、両国で連携していきたい旨発言するとともに、6万5千人の日系社会を介した両国間の深い絆を大切にしていきたい旨述べました。これに対し、モンディーノ大臣からは、能登半島地震へのお見舞いを述べるとともに、日本においてはアルゼンチンはタンゴで有名と承知しているが、125年以上にわたる歴史を有する両国関係を更に発展させていきたいとの意欲が述べられました。
  2. 上川大臣から、豊富な資源を有するアルゼンチンは日本の経済界も大きなポテンシャルを感じている旨述べたのに対し、モンディーノ大臣からは、外国企業の誘致に向けたアルゼンチンの具体的な取組について説明がありました。そして、両外相は、ビジネス環境の改善等を通じて、両国の更なる経済・貿易関係の強化に努めていくことで一致しました。
  3. 上川大臣から、ブラジルがG20議長国、ペルーがAPEC議長国を務めるなど、国際場裡における中南米のプレゼンスが高まる、いわば「中南米イヤー」の本年、両国の関係をさらに発展させていきたい旨述べたのに対し、モンディーノ大臣からは、さらに125年続く両国関係を築いていきたいとの発言がありました。両外相は、今回の電話会談を信頼関係構築の第一歩としつつ、今後、対面の会談の機会も通じて、両外相間の信頼関係を育み、両国間の関係強化につなげていくことで一致しました。

発信元サイトへ