外務省・新着情報

令和6年1月26日

 1月26日、無形文化遺産保護条約関係省庁連絡会議において、我が国として、無形文化遺産保護条約に基づく無形文化遺産代表一覧表への記載に向け、以下の案件を提案することを決定しました。
(1)「書道」の新規提案。
(2)以下の記載済み案件の拡張提案。
  ・「和紙:日本の手漉和紙技術」
  ・「山・鉾・屋台行事」
  ・「伝統建築工匠の技」

 今回の決定を受け、本年3月末までに無形文化遺産保護条約の事務局であるユネスコに提案書の提出を行い、その後、3件の拡張提案については、ユネスコにおける試験的制度運用を活用し、2025年11月頃に審議がなされる見込みです。また、新規提案案件の「書道」については、我が国のユネスコ無形文化遺産の審査が、現在2年に1件となっており、2025年に再提案の上、2026年11月頃に審議となる可能性が高いとされています。

(参考1)無形文化遺産保護条約
 伝統的舞踊、音楽、演劇、工芸技術、祭礼等の無形文化遺産を消失の危機から保護し、次世代へ伝えていくことを目的とし、2003年の第32回ユネスコ総会において採択。我が国は2004年6月に条約を締結。締約国は、2024年1月現在182か国。
(参考2)無形文化遺産代表一覧表
 無形文化遺産の認知や重要性についての意識の向上、文化の多様性を尊重する対話の奨励を目的として、「無形文化遺産保護条約」により作成、更新及び公表することが定められた一覧表。現在、我が国の無形文化遺産22件が記載されている。
(参考3)別添PDF
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