外務省・新着情報

令和5年7月18日

 7月17日(現地時間同日)、バングラデシュ人民共和国の首都ダッカにおいて、岩間公典駐バングラデシュ人民共和国日本国特命全権大使と、シャリファ・カーン・バングラデシュ人民共和国財務省経済関係局次官(Ms. Sharifa Khan, Secretary, Economic Relations Division, Ministry of Finance of the People’s Republic of Bangladesh)との間で、4億7,200万円を供与限度額とする対バングラデシュ無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する交換公文の署名・交換が行われました。

  1. バングラデシュは、2026年に国連が定める後発開発途上国(LDC)からの卒業が見込まれている一方、同国政府は、縫製業に偏重した経済構造の変革を目指して徴税能力や歳入基盤の強化を課題に挙げており、こうした課題を着実に実施していくために将来を担う行政官等の行政能力の向上及び人材育成が急務となっています。この協力は、そのような取組の一環として、同国の将来を担う若手行政官等が、日本の大学院において学位(修士・博士)を取得することを支援するものです。
  2. この協力により、令和6年度にバングラデシュの若手行政官等が、我が国において自国の開発課題の解決に必要な各分野の専門知識を習得し、帰国後、同国の経済・社会開発に貢献することが期待されます。また、この協力を通じて育成された人材が、我が国とバングラデシュの相互理解の深化や友好関係の更なる強化に寄与することが期待されます。
(参考)バングラデシュ人民共和国基礎データ

 バングラデシュ人民共和国は、面積約14.7万平方キロメートル(日本の約4割)、人口1億7,119万人(2022年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)2,820米ドル(2022年、世界銀行)。


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